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経営の基軸(1)

経営の基軸(1)

私が経営コンサルの依頼を受けた場合、その会社の組織診断を行い、うまくいっていないメカニズムを見つけてから、組織の進化プログラムを始めます。
その際に必ず、その企業の経営の基軸(経営理念やミッション(使命)、ビジョン、行動指針など)について聞くのですが、額に入れられ壁にかかっていたとしても、語れる人はまずいません。

会社の基軸は、企業経営の軸となるものでその軸がしっかりしていないと、独楽が回らないように企業の活動はぶれてしまいます。ましてや、環境が激変して実行スピードが益々求められる状況にあって、高速で回ることはできません。

なぜ、企業が最も大切にすべきことが飾り物になってしまっているのでしょうか?
基軸は、トップと社員全員に意識の中にあり、行動によって現実化するものですが、なぜ、トップがそれを意識し、行動に移さないのでしょうか?

一つには、基軸の重要性とその力が理解されていないこと。
二つ目は、経営者が会社だけでなく、自分自身の人間経営や家族の経営においても同様に 「大切なものが何かを認識しようとせず、また、認識してもそれを大切にしていないこと」 が原因のように思えます。

経営基軸のもつ力と、その力の発揮方法

経営という字は、経(縦の力:理想と現実をつなげる力)、営(横の力:日々の営みに展開し現実化する力)を表しています。 基軸を明確にして、意味と価値を全員で理解・共有化、浸透させずして、日々の行動に反映することはありません。特に、トップ、幹部がそれを率先体現し模範を見せることで、社員はそれに賛同して動くようになり、基軸に沿った企業風土が醸成されていきます。

本気で会社を成功させたいなら、

  • トップが、幹部やキーマンを集めて、外部と内部の環境の現実を見つめ、理解し徹底討議して基軸(ミッション、ビジョン、行動指針)と、それを現実化する戦略(事業・財務・実行・人財戦略)創り上げる。

この時に、これまでの不信感が噴き出てくることがありますが、トップが心から謙虚になり、真摯に向き合えば、メンバーもそれに合わせて真摯に取り組んでくれます。まさに、トップの「その場の在り方」が重要です。 注意点は、絶対にトップが一人で勝手に作らないこと。参画なくして実行の本気なしです!

  • 基軸浸透チーム(組織横断的活動チーム)を結成し、社員の立場に立った展開方法を考えてもらい、トップと幹部がチームと一体となって、コミュニケーションや浸透イベントなどを行うこと。
  • 基軸実践を、個人の目標設定に落とし込み、評価報酬の対象項目の一つにすること。つまり、大切なことを明確にしたら、実行する人を評価し、しない人を評価しないようにすること。これをやらないと誰も実行しません。

(次回は、私自身の事例をもとに、「経営の基軸の力」を話します。)


理事 五十嵐静雄

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