エニアグラムには、3つのセンターというものがあります。
本能(ガッツ)センター
感情(ハート)センター
思考(ヘッド)センター
です。
本能センター(タイプ8、9、1)は、
体の知性や感覚をよく使い、
主に、不快感や違和感などの本能的直観が判断のベースにあります。
感情センター(タイプ2、3、4)は、
心の感じるものを大切にし、
主に、感情、気持ちが判断のベースであり、
思考センター(タイプ5、6、7)は、
頭の中で繰り広げられるものが多く、
主に、思考、考えが判断のベースとなります。
本来、人は、体と心と頭をバランスよく使うのが良いのですが、
それが、それぞれのセンターに偏っているんですね。
先週末、SHINKAワークショップでは、
自分がそれぞれのセンターをどのように使っているか?
を眺めていくワークを行うのですが、
この違いがとても面白いのです。ww
体や心で感じるものは、
(当然ですが)言語(頭)で考えるものではないので、
なかなか理解できなかったり、気付かなかったりすることも多いです。
が、頭をどのように使っているかは、とてもよくわかります。
相手のことばかり考えている人
自分のことが中心の人
過去のあの時のことに意識が行く人
未来のワクワクや不安に向かう人
:
もちろん、人それぞれなんですが、
そこにタイプの特徴がとても表れていたりします(^O^)
普段は、自分の中だけで起こっていることなので、
それはあたりまえのこととして、
特に何も感じてはいないのですが、
お互いにそれをシェアしあうと、
自分と他者との違いが浮き出てくるんです。
人が違うって、こういうことなんだ!
と、体と心と頭で理解していく感じですww
そういえば…
私は、以前は、「考えている」と思っていました。
変な表現ですが。(笑)
もちろん、考えているんですが、
ある時、頭(思考)をあんまり使っていないことに気付きました。
エニアグラムを本気で学び始めたころ、
慌てて帰ってきたときにそれは起こりました。
さぁ、今日の夕食は何にしよう?と冷蔵庫を開けて、
その中身を眺めます…
。。。。。。。。(頭の沈黙)
うん、今日は生姜焼きにしよう!
結論として、生姜焼きに決定したのですが、
その間、何をしていたかというと、
「考えて」いたというより、
答えが浮かんでくるのを「待って」いたのです。
つまり、私にとって「考えている」という状態は、
「頭を忙しく動かしている」のではなく、
答えが出てくるのを「待っている」ことだと気付いたのです。
私にとっては、大発見でした!
それで、タイプ6の友人にこの話をしたら、
悪いけど、それは「考えてる」って言わないよ。
私からしたら、それは「ぼーっとしてる」ってことだよ。
と言われました。(確かに! 大笑)
そう言えば、以前、本に記述してあったことを思いだしました。
「タイプ1の人は、論理的なので自分は思考のタイプと思いがち」と…
そのときは、この意味が分かりませんでしたが。
AはB、BはC、だからAはC
という論理的思考の傾向がとても強い私。
でも、論理が通らないとき(筋が通らないとき)は、
まず「ん?」という違和感がやってきます。
ん?何かおかしい…
この違和感はなんだ?
と精査すると、
あ~、ここがおかしいんだ!と気付くのです。
つまり、
結論を出すのに、頭であれこれ考えているわけではなく、
直感で結論を出して、その理由を後付けで探している
ということに、だんだんと気付くようになりました。
タイプ6の人は、常に思考が働いていて、
あれこれと、シミュレーションをしているそうです。
いろいろ考えすぎて、とんでもないことに結着したりもします。
AはC、BもC、だからDにしよう!
みたいな…(^^;
以前の私なら、「その答え、おかしいよ!」と言ったと思いますが、
こんなことに気付くようになってから、
「なぜ、そういう答えになったのか?」をだいぶ聞けるようになってきたかなと思います。
これは、コーチングにとても活かされていて、
どこがどうなっているかを紐解けるので、
クライアントさんの思考整理にとても役に立っているようです。
さて、あなたにとって、
「考える」とは、どんなことでしょうか?
どんな風に「考えて」いるのか、
まずは、自分を眺めてみてください。
そして、何かに気付いたら、ぜひ他の人に話してみてください。
人との違いにびっくりして、
違いが面白くなってくると思いますよww
理事:にいみ ひろこ(タイプ1)
体験ワークショップは各タイプの特徴を学び、「自己の理解」「他者の理解」をするエニアグラムへの初めの一歩となっています。
ビジネスの場だけではなく、家族・友人・恋人などすべての「人と人」の関わり合いに活用できるエニアグラムですので、ご興味のある方は是非ご参加ください。
詳細・お申し込みは、こちら。 【体験ワークショップ お申込フォーム】