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自分のトリセツ(1)

自分のトリセツ(1)

脳科学者の黒川伊保子さんのトリセツ関連の本がベストセラーになっています。最初は、男女の脳の違いをベースにした「妻のトリセツ」に始まり、「夫のトリセツ」、「定年夫婦のトリセツ」、そして最近は「息子のトリセツ」と「娘のトリセツ」と展開されてきた。内容の評価については読者に任せるとして、次は「自分のトリセツ」の本が出版されるのではないかと思っています。

脳の働きが男女で違う、また成長過程で違うということは、刺激に対する受け止め方、解釈の違いから生じる「反応に違いがある」ということです。それは、人の脳が、外敵から身を守り生存・繁栄するために無意識に働いており、男女の性的特質と役割遂行上の違いから脳の使い方が違ってきたからなのでしょう。でも、それは確かにベースにあるのですが、「トリセツ」となると、それだけでは足りないと思います。

人の「刺激・解釈・反応のメカニズム」を見た時に、「解釈」の構造を深く知る必要があります。同じ刺激に遭遇しても「解釈」次第で反応が違ってきて、そこから得られる結果が変わってくるからです。解釈の構造は、人の思考の枠組み、世界観、価値観のことであり、パラダイムともいわれており、これは、3つの構造から成り立っています。 土台として、「本能、気質(生まれ持ったエネルギー)からの影響」、次に「置かれてきた環境からの影響(親からの影響、外からの影響)」、そして「経験からの影響(自分の経験を通じての解釈)」。人は、脳だけでなく、これらの影響を受けて、刺激を解釈するプログラムが無意識に働いているので、トリセツにはこの点を理解する必要があります。

エニアグラムは、プログラムのベースにある気質に焦点を当て、3つの中枢センター(本能センター、感情センター、思考センター)と9つのタイプ(動機、根源的恐れと欲求)に区別することで、無意識に働く反応プログラムの見える化を可能にしたものです。エニアグラムは、いつもの自分の自動反応に気づき、心から望む結果を得るための「選択反応」ができるようになるためのパワフルなツールであり、自分との関係性、他との関係性を良好にし、健全な人生を過ごす為に欠かせないツールです。

このパワフルなツールを活かし、自分のトリセツを作ってみませんか。

次回のブログで、私のトリセツをご紹介します。


代表理事 五十嵐静雄(タイプ2)

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